今回は、嬉野にある洋服店「嬉野温泉select fashion Asahiya(以下、アサヒヤ)」をご紹介します。
アサヒヤは、創業80年を超える超老舗です。もともとは呉服店「旭屋」だったのですが、時代を経て、現在のような婦人服店の形態となりました。
旅館大村屋の北川さんからの紹介コメントを見てみましょう。
- 大村屋・北川
- 旅先で洋服を買うというのも、またいいものなんですが……。アサヒヤさんはただの洋服店ではありません。嬉野でジワジワと人気が出ている究極のゆるキャラ「お茶っティー」の聖地なんです。
究極のゆるキャラ……? お茶っティー? いや、洋服店だよね……。何を言っているんだ……?
取材班は戸惑いつつ、アサヒヤへと向かいました。
嬉野「アサヒヤ」は家族三世代で楽しめる洋服店
アサヒヤは「親子3代で楽しくお買物」というキャッチコピーで営業しています。
店内には、ファミリーでショッピングが楽しめるようになっており、2歳から80代まで幅広い女性が楽しめる品揃えです。
商品は各年代に応じたバイヤーが丁寧にセレクト。
国内、海外問わずにおしゃれ好きな方が喜ぶ人気ブランドを多数取り揃えており、世代を問わず、みんなでワイワイショッピングを楽しめます。
- 取材班・T
- 編集長……?
- 編集長・大塚
- どうした?
- 取材班・T
- とってもいいお店というのはわかるんですけど、記事はどうします……?ファッションアイテム紹介とか……になるんですかね。完成形が見えなくて……。
- 編集長・大塚
- いやいや、アサヒヤは洋服店として楽しいだけじゃないんだ!究極のゆるキャラ「お茶っティー」がいるはず……。
アサヒヤは究極のゆるキャラ「お茶っティー」の聖地
入店してすぐ右手には「お茶っティー」の特設コーナーがあります。あまりにも自然に馴染んでいるので、見逃さないようにご注意ください。
そもそも「お茶っティー」とは、何なのか。実はここ、アサヒヤの娘さんのお絵描きから生まれたキャラクターなんです。
安定感のない線で描かれたボディ。不揃いだけどつぶらな瞳。ついついじーっと見つめてしまうような、不思議な魅力があります。ネーミングも、当時小学2年生の娘さんが提案しました。
詳しい誕生秘話は、こちらをご覧ください。
アサヒヤの店内には、お茶っティーのさまざまなグッズが販売されています。基本はやっぱりTシャツ!
さまざまなデザインのTシャツが販売されています。店頭でいろいろ手にとって、楽しんでみてください。
グッズはTシャツだけではありません。
「靴下屋」とコラボした、お茶っティーソックスは人気商品です。子ども用はもちろん、大人用も取り揃えています。嬉野では、愛用する地元住民も続出中。
よく見ると、店先には缶バッジのガチャガチャもありますし……。
お茶っティーのグッズは、日々新たな商品が誕生しています。最新グッズは、ぜひ「アサヒヤ」の実店舗でチェックしてください。
実はスゴイ! 日本を席巻するお茶っティー旋風
嬉野でジワジワと盛り上がっていた「お茶っティー」ですが、2022年から次第に全国的に注目され始めます。
2022年夏には、代官山の蔦屋書店で行われた「『うれしいお茶』の、たのしいフェア。」にて、お茶っティーグッズも販売。嬉野から一気に東京デビューを果たしたのです。
そこから「@DIME」や 小学館のWebメディア「HugKum」など、全国的に有名なメディアにも取り上げられました。
嬉野の温泉街の一部だけで盛り上がっていた「お茶っティー」でしたが、キャラクターの魅力と背景のストーリーの面白さから、注目を集め始めているのです。
「お茶っティー」と愉快な仲間たち
アサヒヤで「お茶っティー」とのふれあいを楽しむには、少しだけ予習しておくといいでしょう。ひとまず、これだけを覚えてください。
「お茶っティーには仲間がいる」
公式サイトを見ながら、かんたんにご紹介します。
こちらが言わずと知れた「お茶っティー」です。
そして、こちらが「そ茶っティー」「CUTEA」「ブラックホールさん」「ミスターMJ」。見ての通り。「お茶っティー」の仲間たちです。
公式サイトを見る限り、設定やプロフィールなど一切不明。
アサヒヤ店頭で赤澤宏さん、赤澤侑子さんに話しかけて、いろいろと設定のお話をうかがってみてください。きっと楽しめるはずです。
「お茶っティー」ほどゆるいゆるキャラいない説
- CHECK!
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- 3世代でショッピングが楽しめる洋服店
- 「お茶っティー」は子どものお絵描きから生まれた
- 「お茶っティー」は究極のゆるキャラ
近年、多くの自治体で「ゆるキャラ」が企画され、さまざまなキャラクターが生まれています。「盛り上がれ」「人気になれ」というミッションを背負わされ、周囲には大人の思惑が渦巻いているものです。
しかし「お茶っティー」はどうでしょうか。「お茶っティー」には、なんのミッションもなく、なんの思惑もありません。
だって、子どものお絵描きですから。
自然に生まれた「お茶っティー」を、ぼくらが勝手に楽しんでいるのです。「お茶っティー」は単に絵柄がゆるいだけじゃない。存在そのものがゆるいんです。だから「究極のゆるキャラ」なんです。
これからも、嬉野の暮らしにゆるく馴染み続けるのでしょう。
今回紹介した暮らし観光
嬉野温泉select fashion Asahiya
※掲載内容は、取材当時の情報であり、営業時間などは変更の可能性があります。現地でご確認ください。