今回は嬉野温泉街の「シーボルトのあし湯」の目の前にある、食菜市場きはらをご紹介します。
嬉野温泉街で長く愛されている老舗の八百屋さん。暮らし観光とは言え、さすがに八百屋さんに行っても、観光客はやることがないんじゃないかと思うのですが……。
旅館大村屋の北川さんからは、このような紹介コメントをいただきました。
- 大村屋・北川
- 新鮮な野菜や果物が安いお店です。なんと言っても、おすすめはよもぎだんごでしょう!その他にも弁当、おかずの数々……。嬉野温泉街の人たちにとっては、もはや「インフラ」です。
……は?
八百屋さんだと思ってたのに、おすすめは「よもぎだんご」とか言い出したぞ。
いったいどんなお店なのか。ぼくは取材班を引き連れ、食菜市場きはらへ向かいました。
シーボルトのあし湯の目の前にある「食菜市場きはら」
食菜市場きはらは「シーボルトのあし湯」の目の前にあります。
外観はいたって普通の八百屋……。でも、ただの八百屋じゃないということは、もうネットで調べただけでわかりました。
なんと食菜市場きはらには、プロモーションムービーがあります。ちょっとこれ見てください。
こんなにかっこいい八百屋、ある……?
そんでチラッと映る、美味しそうな料理。なんだあれは。早く食べたい。取材班は店内でさまざまなメニューを物色。美味しそうだと思ったものをみんなで爆買いしました。
食菜市場きはらのおすすめメニュー①よもぎだんご
やはり外せないのは、よもぎだんごです。よもぎをペースト状にして生地に練り込んでつくっており、その日の朝に製造されています。
甘さ控えめで塩気のきいた味わい。飽きが来ない味です。近所にあったら、日常的に買っちゃうと思います。
あんこも自家製。先代のレシピをそのまま受け継いでいるそうです。なんと以前はよもぎまで自家製だったのだとか。現在は、ハウス栽培のよもぎを使用されています。
まち歩きのおともに。嬉野茶のお茶請けに。まず食べてほしい、きはらの看板メニューです。
そのほかにも、芋もちやおはぎなど、この美味しいあんこを生かしただんごメニューが日替わりで販売されています。
1泊2日の滞在だったとしても、2日連続でだんごのラインナップを覗いてほしいと思います。
食菜市場きはらのおすすめメニュー②おから&おからコロッケ
店主の木原さんに「たくさんのお惣菜がありますが、一番人気なのはどれですか?」と尋ねたところ、「おからです」という答えが返ってきました。
ちゃんと尋ねてよかったと思いました。
まさか一番人気が「おから」だなんて思わないじゃないですか。自分一人だったら絶対スルーしている。わざわざ「おから」は買わない。
そんな絶品のおからをコロッケにした「おからコロッケ」が美味しいとのことで、そちらも買ってみました。まずは「おから」。
おからには新鮮な野菜がたっぷりで、シャキシャキした食感が楽しめます。こんなに野菜がたっぷり入ったおからの炒ったものを初めて食べました。
そして「おからコロッケ」はもう絶品!!
サクサクの衣の中に、だしの香りと野菜の旨味がつまったおからが。これは美味しい……!そして、腹持ち良すぎ。
もうお腹いっぱいなんだけど、まだ食べられるかな……。
食菜市場きはらのおすすめメニュー③押し寿司
店内のお惣菜メニューの中でひときわ目立っているのが「押し寿司」。鮮やかな黄色が美味しそうで美味しそうで……。ずーっと気になっていました。
この押し寿司にも具材がたっぷり。
甘い錦糸卵がさっぱりした酢飯とよく合って、これも美味しい。これも近所にあったら日常的に買っちゃうな……。
もはや「きはら沼」正直なに買っても美味しい
記事の便宜上「おすすめメニュー」として、とくに個性的なメニューを3種類抜粋してお伝えしましたが、自家製のメニューは正直、何を買ってもめちゃ美味しい。
紹介するのもキリがない……。
大根の黄漬けもさっぱりしてて、抜群の美味しさだったし……。
いかの煮物も最高だった。下戸なのに、日本酒飲みたくなりました。
本当に何買っても美味しいので、弁当だって最高です。もう困ったら、お弁当を買いましょう。きはらを存分に味わえます。
自家製のお惣菜だけではありません。
販売されている野菜や果物は、すべて佐賀県鹿島市の青果市場から朝に仕入れたもの。嬉野温泉の旅館や保育園、病院にも供給しています。
嬉野温泉名物の温泉湯どうふや調理水の購入もできます。
その他、嬉野付近の企業から商品を仕入れているので、佐賀近郊でしかあまり目にしない商品も多く取り扱っています。
「これなんだろう」と思ったら購入してみて、試しに味わってみるのも、面白いと思います。お土産も見つかるかもしれませんよ。
滞在中だけでも食菜市場きはらに通おう!
- CHECK!
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- 八百屋だけどよもぎだんご要チェック
- 実は一番人気のお惣菜は「おから」
- 話しかけるとたくさん教えてくれる
きはらはまさに「沼」です。
実際、本当の魅力をつかむには、住むしかないのかなと思います。それでも、きはらの魅力を感じ取りたいという方は、ぜひ連日覗いてみてください。そして、少しでもいいので買い物をして、食べて感動してほしい。するときっと、またきはらに帰ってきたくなってしまうはずです。
この記事では紹介できていませんが「すり身バーグ」という激ウマ商品もあるらしいんですよ。絶対次食べないと……。もうホラ、キリがないんですよ、きはらは。
とりあえず、まずは行ってみて、よもぎだんごのあんこを味わってみましょう。あー、食べたい。
今回紹介した暮らし観光
食菜市場きはら
- 住所
- 佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙873-2
- 営業時間
- 10:00~19:00
※掲載内容は、取材当時の情報であり、価格、営業時間、メニューなどは変更の可能性があります。現地でご確認ください。