鷹鮨で美味しいお寿司を堪能! 名物の博多巻と温泉湯豆腐に舌鼓

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嬉野温泉街にある「鷹鮨」というお寿司屋さんは、嬉野が誇る老舗です。

大村屋・北川
しめ鯖に一味唐辛子、小ネギ、ノリで巻いた「博多巻」が名物。あと、穴子は注文必至です。サイドメニューのイカのバター焼きもおすすめです!

筆者は福岡在住なのに「博多巻」なんて、聞いたことがありませんでした。でも、話に聞くだけでも美味しそう。それに、お寿司屋さんなのに「イカのバター焼き」ってどういうこと……?これは行くしかない!

嬉野温泉街に佇む風情ある「鷹鮨」

鷹鮨は嬉野温泉街にひっそりと佇んでおり、風情があります。

店内はカウンターが7席と、お座敷が1部屋あります。格調高い雰囲気で、気軽には入りにくいのかなと思いきや……。

ゾンビランドサガのロメロや、海老のお寿司になっているPUIPUIモルカーのぬいぐるみがあって、いい具合にホッとさせてくれます。

こういうちょうどいい「ズラし」があると、気軽にやってきたぼくも「このお店に居ていいんだ」とホッとするんですよね。世界観が統一されすぎていると、緊張してしまうので。ありがたいです。

鷹鮨のおすすめメニュー①穴子

まずは並にぎり(2,100円)を注文してみました。

幸せ……。そして、やっぱりこの絶品にぎりの中でも、特筆すべきなのは穴子です!!

美味しすぎて、穴子単体で注文しなおしちゃいました。ふわっふわで旨みがたっぷり詰まっている。そこに、甘だれがやさしく絡む。なんて美味しいのでしょう……。

並にぎりと穴子だけで、もうかなり満足なんですが、今日はまだまだ食べますよ。

鷹鮨のおすすめメニュー②博多巻

名物メニューと聞いていた「博多巻」(1400円)も注文してみました。具材たっぷりでおいしそう……。しめ鯖に小ネギがよく合うのはもちろんなんですが、味のアクセントになっているのが一味唐辛子。

しめ鯖に唐辛子。お寿司に唐辛子。どちらもぼくにとっては新鮮な組み合わせだったんですけど、いやぁ、よく合いました!お酒を飲みたくなるお寿司です。美味しかった。必食です。

鷹鮨のおすすめメニュー③温泉湯豆腐

鷹鮨でシメにぜひ食べてほしいのが、温泉湯豆腐(600円)です。

嬉野温泉の温泉水の成分によって豆腐が溶けてとろっとろ。鍋の中の温泉水は豆腐が溶け出したことで、真っ白になっています。

そこにレタスを入れるというアイディアが素晴らしい。彩りも良くなるし、豆腐ともよく合います。

温泉湯豆腐のごまだれは、かなり粘度が高くてペースト状になっています。とろっとろの豆腐にこのペースト状のタレをちょこっとつけて、豆腐の風味を感じながらいただく。これが美味しいのです。

食べ進めるにつれて、温泉水によってペーストがほぐれていくのも、また楽しい。

食べ終わった後は、豆腐の溶けた温泉水をペーストにイン。ごま豆乳スープみたいにして、いただきます。これがまた美味しい。

嬉野の温泉湯豆腐にもいろいろな種類があります。その中でも鷹鮨の温泉湯豆腐は、シンプルながらも個性的でした。

鷹鮨のおすすめメニュー④魅力的な一品料理たち

天ぷら 1,100円

他にも鷹鮨が常連さんから愛されているのは、安くて美味しい一品料理の数々。どの料理もとっても美味しいのに、お手頃な価格です。

イカのバター焼き 1,100円

イカのバター焼きはアスパラと一緒に炒めてあって、イカがみずみずしくて旨みたっぷり。バターなのに味付けは上品で、塩辛すぎずにイカの旨みを存分に感じられます。さすがお寿司屋さん。美味しいー!

たくさんの一品料理のメニューが揃っていますので、ぜひあなたもその場の気分で、おいしいメニューを見つけてみてくださいね。

鷹鮨は観光客にも地元民にも愛される名店

店主の兄・北野正晃さん(左)と弟・貴裕さん(右)
CHECK!
  • 上質空間なのにぬいぐるみがあって落ち着く
  • 名物「博多巻」は唐辛子が効いてお酒に合う
  • 温泉湯豆腐や一品料理も美味しくてお酒が進む

鷹鮨は父の代から受け継いだ、北野正晃さんと貴裕さんのご兄弟で営んでいます。カウンターで会話を楽しみながら食事するのもおすすめです。

お店の内装が素晴らしく、雰囲気のある上質空間であるにもかかわらず、肩肘張らず楽しめるお寿司屋さんです。外観以上に入りやすいお店なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

※掲載内容は、取材当時の情報であり、価格、営業時間、メニューなどは変更の可能性があります。現地でご確認ください。

執筆者
大塚 たくま
ライター。嬉野温泉暮らし観光Webガイド編集長。月に一度、嬉野温泉に宿泊した取材活動を2020年から継続中。