お知らせ

【TRAVEL epi】〜平成22年3月20日〜


コストパフォーマンスに自信あり!実力派の宿特集

 713年に記された「肥前風土記」にもその名が残り、現在は「日本三大美肌の湯」として全国的に知られる嬉野温泉。
1829年に創業した「大村屋」は、嬉野一の老舗旅館である。
まずは美肌の湯を堪能したい。
風呂は大浴場と4タイプの家族風呂を用意。湯は無色透明の重曹泉。
ナトリウムを多く含むため、湯船に身を沈めると、瞬く間になめらかな湯が肌を包み込み、まるで美容液をつけたかのようにスベスベになる。
荒れた肌が滑らかになると評判だ。
大浴場にはうれしの茶の成分を加えたシャンプー&リンスを用意。
お茶に含まれるカテキン成分が髪に潤いを与えてくれる。

桧の貸切風呂にはミクロの泡で髪をしっとりさせるシャワーヘッドも備える。湯上がりに嬉野産の紅茶を飲めば、気分すっきり。
 
食事も美肌づくりに一役買う。
夕食は地元野菜をふんだんに取り入れた京風会席。中でもうれ
しの茶を加えて作る「お茶しゃぶ」は旅館を代表するメニュー
だ。肌荒れの改善や疲労回復をもたらすビタミンB群を豊富に
含む豚肉をお茶をブレンドしただし汁で食べる。さっぱりして
いて、思わず食も進む。

客室はレトロモダンタイプが評判。昔懐かしい佇まいは残し
つつ、ほどよくモダンなテイストを取り入れる。欄間や照明な
ど随所に施されたステンドグラスも、クラシックな雰囲気作り
に一役買う。
洗面所には嬉野茶のエキスを配合した化粧水とメ
イク落としを常備する。レトロモダン室の宿泊者だけ
に利用が許された読書室も利用したい。
囲炉裏がパチパチと音を立て、スピーカーがジャズを奏でる空間に身を置けば、時間がゆっくり流れる。愛書をめくり、温かいコーヒーを一口含め
ば、日々のストレスも吹き飛ぶだろう。